藍染半纏(はんてん)・印半纏の染色、製作を主に行っています。
藍染は藍甕にいれて染色しますが藍染半纏の場合、その前に大豆の絞り汁を生地に引く(呉入れ)工程などを加え、
染まりやすくする手間を加えながら、手作業で丁寧に進めていきます。
型付け→乾燥した反物に大豆の絞り汁とねずみ色を混ぜた呉汁を刷毛で引き染めしていきます。
大豆の絞り汁は藍染の染付きが良くするために昔から使われている工夫です。
下呉が乾燥したら、もう1度呉入れを行ないます。藍染紺半纏の場合、下呉よりも濃い色を入れます。
上呉が乾燥したら、薄めの藍甕に一度くぐらせて藍染し、乾燥させます。
反物に伸子(端に針がついた竹ひご状のもの)をつけて屏風たたみにして、
藍甕に入るようにします。
反物を藍甕に沈める→浸け置く→引き上げて風入れ、酸化発色…
を複数回繰り返します。
また、約40ある藍甕にはそれぞれ濃~淡がわかれており、染め上がりを良くするために使い分けをしています。
その日に使用した藍甕は棒で撹拌させて、調子を整えます。
染め上げた反物を一晩、水につけおいてから糊を落とします。
反物を乾燥させて反物が完成します。
有限会社相澤染工場
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藍染印半纏の染色技法を用いた今の日常に寄り添う品物を紹介しています。
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